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脳梗塞・リハビリテーション 29(26)

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脳梗塞・リハビリテーション 29(26)

 入院28日目 8月2日(火曜日)

風呂は好い。病院に来て朝風呂とは考えてもみなかった。

柴崎さんと一緒になる。太田セシリアの小母さんがヘルパーさんだ。

柴崎さんは右か左か半身に、触ると痛みが走るらしく、相当気を使っている。
僕も右半身不随だけど、痛みが無いから助かる。

痛みや痺れが有る人はタマランだろうな。僕などは、軽いほうだ。
よくこの程度で治まったものだと感謝しなければと思う。
転ばぬように、滑らぬように注意して太田さんに手伝って貰い湯船に入る。

次々と何人も風呂の介護をする時は、転ばぬように滑らぬように気を使うだけで無く、身体を拭いて患者の着せ替えもしてやらなくてはならない。

『これも、仕事よ。』と云いながら湯気でのぼせ上がって大変だろうと思った。僕らは『あ~、良い湯だな。』とレロレロ調でも軽口を叩き、ヘルパーさんと冗談も云えるから良いが、重症患者の入浴はそれこそ重労働だな。

緑と白の細い縞の作業着に、前垂れのビニールカッパを着けて、長靴をガボガボ言わせて2人掛で患者をストレッチャーに乗せてエレベーター待ちの姿を見掛けるが、正に戦場に行くようだ。

8月の中旬、部屋替えで病棟が換わり『風呂場』を覗く事が出来るチャンスが有った。以外と便利になっているなっ、と感じた印象がある。

広くてベッドの上で洗いができ、患者に負担が掛からぬよう配慮されていると観た。だが実際はどうであろう。

病室のベッドから患者を裸にして、タオルを掛けてストレッチャーで風呂場に移動する。入浴がすめば、赤ちゃん同様着替えをしてもらわねばならぬ。

何にしても、お世話に成りっぱなしな訳で、準看護婦さん、ヘルパーさんの活躍には頭が下がる思いがする。

風呂に入るときだけは、感謝、感謝。

有難いなぁ~、と思わずには居られない。こうして病院にいると、感謝の気持に自然になるのはどうしてだろう。素直な気持ちになれるのがホスピタル!って云うのと違うか。

風呂から揚がってベッドに坐って一休み。清司郎も来ている。

親指と人差し指に手がいって、何気なくコスる。垢が出る。出る出る、面白い程、出る。息子は気持ちが悪いと言う。こっちは面白い。2ミリ程の厚さの垢が出たか。

普段は皮になって判らぬけど、風呂に入れば水気を含んで柔らかくなるのだ。理屈では解るのだが、こんなに厚く成っているとは知らなんだ。

アカの下にあるのが本当の皮膚か?

じゃ、垢ってなんだ?とどうでも良いことまで考える。

義弟の嫁、加代子さんが来てくれる。

福生から立川に出て、南武線に乗り換えて溝の口駅でまた乗り換える。

東急江田駅までは遠いだろうし時間が掛かるだろうと云えば、そうねぇとだけ応える。普段から、口数の少ない御人だ。お世話を掛けて、全く申し訳ない。

こまごまと身の回りの片付けをして、食べ物の差し入れをさり気なく置いて夕方には帰っていく。残暑の真っ盛りだがなぁと思いつつ、2時間掛かるのかと御礼の気持ちで一杯になる。

歩行練習は楽しくて仕方がない。

清司郎に明日は万歩計を買って来てくれるよう頼む。安いので上等。昨日、8月1日。切りが良いから杖なしにしなさい、と云われたが、どうしても外せなかった。今日こそはと朝から杖は使っていない。

杖なしで歩けるから、膝を早く丈夫にしなけりゃぁならんと張り切る。

息子の「介護日誌」より抜粋

   

   夜はクーラー無しでは、やはり暑く、午前3時クーラーを付ける。

   なんとかAM7:00に起床。朝食、7:30とりおえる。

   9:30頃、病院に着くと、お父さんはちょうど風呂の時間。 

   風呂から出た後、マヒした指の方の垢をもう片方の手で擦る。

   アカが出る、出る。

   10:10~10:40くらいまで大瀧先生のリハビリ。

   その後、病院内を歩く練習をし昼食。午後は少し休んでPM2:00~
   2:40まで また、歩行練習

   PM3:00に加代子叔母さんが来られて、僕はドームに行く予定があ
   るので交代。

   巨人-広島戦ナイター。お父さんはバナナの差し入れを食べる。

  (中略)

01 のっぽのけいこちゃん

02 夕張メロンの歌 

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