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脳梗塞・リハビリテーション 10(07)

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 6 点滴は完了 左手でのパン食 


 11日目 7月16日(土曜日)

今日も暑いらしい。

病院の中はクーラーが効きすぎる位だが、外は灼熱地獄らしい。
妻が大汗をかいて来る。

夜、寝られないで何度も眼が覚めたと云う。

僕のことはもう大丈夫だから、何も心配はいらん、と言いかけると、
『昨夜は蒸し暑かったですねぇ、広島はこんなこと無いですよ。川崎って毎年こうなんですか』と付添いに来ている森さんの奥さんに話かけている。
言葉がモツレて、ワンテンポ遅れるので僕との会話は、取り残されて話にならない。

鷺沼寮から東急田園都市線鷺沼駅まで女の脚で20分、渋谷に逆方向へ2駅目 江田駅下車、それから徒歩10分て所かな。
渋谷行きはラッシュで気の毒な程だそうだ。

朝の9時でもラッシュかしら?と広島弁丸出しで感心するから、狭い病室は大笑い。
ジャイアンツとベイスターズの多い土地柄、やっぱり広島カープですか?の問いかけに、ハイッ、野球は広島東洋カープです、三村監督はやりますよ!の答え。

それからと云うもの、毎朝、奥さん広島が勝ったですよ、昨日は惜しかったですねぇ残念、と俄かカープファンが増えたようだ。隣の病室からもスポーツ新聞が届く。
病室に笑いが有るってことは良いことだ。

何かしら、救われる。
患者の誰でもそう思っているらしい。

もう2週間が経つなぁ,と思う。
病院の生活がこんなに永いとは、知らなんだ。
まだ点滴をやっている。でも今日で点滴は終了とのこと。

やっと解放されるのだ、って感じ。
血管の周りが硬くなっているから、どこに注射を差しこんでも痛くなっている。
歩くのは何日すれば、外に出て歩けるかな。

右手はどうだ、寝返りが出来ない。
向きを変えても着いて来ない。
左手で掴んでやらねばならないなんて、全く邪魔な物がくっついている感じ。

右肩は動くのに腕は全く動かない。
使い物になるのかい?と疑問を感じるようになる。
本当にリハビリで動くようになるだろうか。
三角巾で吊っているが駄目かな。

注意して良く看ると右掌が腫れて来たようだ、ムクミが出てきたのかな。
大したことは無い、悪ければリハビリの時に何とかしてくれるだろう。
土曜日はリハビリも午前中で終わり。

特別変わったことはない。
明日は休みと云う。
入院しているのに休みだとは、どうも解せん。

トイレに車椅子で行くのが、とてもスムースになっていくみたいよ、って妻が云う。
まだ手と足がバラバラな感じで一体感がない。
車椅子の運転は訳の無いことだから、そう診えるのかな。

小田原の義兄さんが見舞ってくれる。
入れ替わりに福生の義弟夫婦が直基くんを連れてやってくる。
車で来ると暑いし、混むのに大変な事だ。申しわけなく思う。

夕食が済んで退屈していると、同期の笠松ドンが来てくれる。
柄に合わぬことに花瓶を持ってきてくれる。

先日、本間さんと大関さんが来たときに花瓶のないのに気が付いたのだ。
有難い、花は貰っても病院の花瓶をその都度借りていたから。

それに、本。
『貴様にはこれが丁度良い』ってくれたのが漫画『ゴルゴ13』の3冊
さいとうたかお の劇画は脳梗塞の治りかけた頭に、ピッタシだ。

細かい活字は頭が痛いし、そうかと云って普通の漫画じゃ読む気がしない。
持つべき者は、友だなぁ! 欲しいものを持ってきてくれる、と喜ぶ。
『俺はこの近くに住んでいる、車で何分もかからん。何かあったら云ってくれ』は、心強い。

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